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雪国にお住まいの皆さん、冬の通勤、そしてご家庭の車の台数について、深く考えたことはありますか?

夫の通勤用に1台、家族用にミニバンが1台。合計2台は、雪国では当たり前だよね
多くの方が、そう思っていらっしゃるかもしれません。
しかし、その「2台目の車」、本当に必要でしょうか?
そして、その「当たり前」のために、あなたの家庭が毎年、そして生涯にわたって、恐ろしいほどの金額を支出することになるのです。
この記事では、その「2台目の車という聖域」に、あえてメスを入れます。
私は「ファットバイクによる通勤」をしています。
この選択肢が、年間数十万円の出費を減らし、あなたの資産形成を加速させる錬金術となり得ることを、具体的な数字で説明します。
「2台目の車」の本当の値段 - 年間30万円超が溶けていく現実
まず、実際に計算してみましょう。
「生活に必要だから」という理由で、2台目の車(例えば、夫の通勤用のセカンドカー)を追加した場合、その1台だけで、年間どれくらいの維持費がかかるでしょうか?
ここでは、現実的な選択肢として「中古の軽自動車(車両価格50万円程度)」と「中古の普通自動車(車両価格100万円程度、1500ccクラス)」の2パターンで試算します。(※1台目のメインカー(例:ミニバン)の費用は含みません)
| 項目 | ② 中古軽自動車 | ③ 中古普通自動車 | 備考 |
| 自動車税 | 約1万円 | 約3.5万円 | 年額 |
| 自動車保険 | 約4万円〜 | 約5万円〜 | 等級や補償内容による |
| 車検費用(2年毎積立) | 約4万円 | 約6万円 | 年換算 |
| スタッドレスタイヤ | 約2万円 | 約3万円 | 交換・購入費用、年換算 |
| 燃料費 | 約5万円〜 | 約8万円〜 | 通勤距離、燃費による (仮に年5000km) |
| メンテナンス費 | 約2万円〜 | 約3万円〜 | オイル交換、消耗品など |
| 年間維持費 合計 | 約18万円〜 | 約28.5万円〜 | これに駐車場代(必要な場合)が加わる |
さらに、忘れてはならないのが車両本体の減価償却です。
中古車といえど、その価値は年々下がっていきます。仮に5年で価値がほぼゼロになるとすれば、年間10万円〜20万円の資産価値が目減りしている計算になります。
これらを総合すると、2台目の車を保有するという選択は、最も安く見積もっても年間20万円台後半、多くの場合で年間30万円以上の現金を、毎年あなたの家計から奪い去っていくことを意味します。
20年間ではすごい金額に。。
この年間30万円というコストを、20年間支払い続けると、いくらになるでしょうか?
30万円 × 20年 = 600万円にもなります。
中古普通自動車であれば、20年で1,000万円を超える可能性すらあります。
600万円、あるいは1,000万円。この金額があれば、何ができたでしょうか?
- お子様の大学費用を、ほぼ賄えたかもしれません。
- 老後資金の大きな柱を、築けていたかもしれません。
- NISAやインデックス投資に回していれば、複利の力で、元本の2倍、3倍の資産へと成長していたかもしれません。
「2台目の車」という、一見すると「必要経費」に見える選択が、実は、あなたの豊かな未来の可能性を、静かに奪い去っているのです。
ファットバイクという「ゼロコスト」戦略
ここで、「ファットバイク」の選択肢が出てきます。
ファットバイクとは、幅4インチ(約10cm)前後の太いタイヤを使用した自転車のことです。
4インチというと、一般的な自転車の約3倍もの太さです。
普通のタイヤでは沈んでしまって走れない、雪や砂の上を走るのに適しています。
ちなみに私は、セミファットバイクという幅3インチ(約7.5cm)のファットバイクよりもやや細いタイヤのものを購入しました。アクセサリーをつけて6万円くらいです。
これは雪の量、どのような通勤経路かによると思います。
勤務場所まであまりにも遠い(10km以上)だとセミファット、ファットバイクともに大変だと思いますが、5kmくらいまでなら問題なく通勤できると思います。
| 項目 | ファットバイク | 2台目の車(軽)との差額 |
| 初期費用 | 約5万円〜10万円 | (比較対象外) |
| 年間維持費 合計 | ほぼゼロ | - 約20〜30万円以上 |
ファットバイクへの初期投資は、たった数ヶ月で回収できます。
その後は、毎年数十万円のキャッシュフローが、あなたの手元に残り続けるのです。
これは、もはや節約ではありません。「何もしない」ことで、お金を生み出す錬金術です。
なぜ、多くの人はこの錬金術に気づかないのか?
答えは、私たちが以前議論した通りです。
- 心理の壁: 「今日の快適さ」は、「20年後の1,000万円」に勝る。
- 社会の壁: 「周りもみんな、車を2台持っている」という同調圧力。
- 思考の壁: 「年間30万円」というコストを計算する、面倒な作業からの逃避。
しかし、お客様はこの記事を読んでいます。
それは、あなたが、これらの壁を乗り越え、真実を知る準備ができている証拠です。
雪国の現実と、ファットバイクの可能性
「でも、冬は無理だろう?」
そうですね。毎日100%可能とは言いません。しかし、
- 圧雪路なら、ファットバイク(セミファット含む)は驚くほど走れます。
- 4〜5km程度の短距離なら、現実的な通勤手段となり得ます。
- アイスバーンは、スパイクタイヤか、潔く乗らない判断(代替プランB)が必要です。
- 健康という、お金以上のリターンも手に入ります。
結論:あなたの当たり前は、本当に当たり前か?
「2台目の車」が、本当にあなたの人生に必要不可欠かどうかを検討することは非常に重要です。
これからの日本ではインフレが持続する可能性が高いです。
この状態で毎年、そして生涯にわたってコストがかかると、資産形成の機会を失ってしまいます。
ファットバイク戦略は、全ての人への万能薬ではありません。
しかし、それは、あなたの「当たり前」を疑い、新たなコスト削減の可能性を広げます。
実際に計算したりして、もし「不要だ」と判断できれば、毎年数十万円の新たな軍資金と、未来を大きく変える可能性が、転がり込んでくるのです。
ぜひ、実現可能か考えてみましょう。
(注意:冬道の自転車走行は、常に危険が伴います。本記事は特定の行動を推奨するものではなく、実践にあたっては、天候や路面状況を十分に考慮し、安全装備を徹底の上、全て自己責任で行ってください。)
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