「年を取ると脳も衰える」こう思う人がほとんどです。
しかし、脳は使い方によっては老化せずにいることができるそうです。
以前の記事でも同じことを少しだけ書きました。
ご長寿の方の脳は若い!
今の日本では、80、90歳になっても健康で、脳が衰えずにいる人、スーパーエイジャーが大勢います。
スーパーエイジャーの脳年齢を調べると、なんと実年齢より20歳以上若いのです。彼らにはいくつか特徴があります。
・好奇心旺盛、自由で好きなことをしている
・食欲など欲がある
一言で言えば「よく食べる自由人」ということでしょうか笑
でもそのように自分の欲に素直に生きていることが脳を若く保ち、長生きできる秘訣なのです。
脳を若く保つために
老人脳を防ぐために、まず若くいられるような栄養素を摂取すると良いです。
若返り遺伝子であるサーチュイン遺伝子が老化を防ぐと言われており、サーチュイン遺伝子が活性化するためには7つの栄養素をしっかり取る必要があります。
7つの栄養素は以下の通りです。これらを全て摂るのは大変かもしれませんので、いくつか選んで試してみると良いでしょう。
・ナイアシン かつお節に多く含まれています。
・エラグ酸
いちご、ブラックベリーに含まれています。ブルーベリーにも含まれていますが、ブラッグベリーに非常に多いそうです。
・レスベラトロール
ワインに含まれていますが、ものすごい量を摂取しなくてはなりません。サプリメントで摂るのが現実的です。
・プテラスチルベン
ブルーベリー、オメガ3系、青魚、マグロのトロに多く含まれています。
・EPA DHA
サバ、アジに多く含まれています。サプリで摂ってもいいでしょう。
・ビタミンC
サプリでもいいですし、アセロラにも非常に多くのビタミンCが含まれています。
聴力低下は危険
聴力低下は認知症の最大の危険因子です。耳が遠くなったらあっという間にボケてしまうということです。
ですから、耳が遠くなったと思ったら、耳の状態をチェックして補聴器をつけたりしてしっかり聴こえる状態にする必要があります。
SNSなどネットをうまく使うことは有効
今はfacebook、twitter、instagram、tiktokなどたくさんのSNSがあります。これらを適度に使うことは脳の活性化に良いそうです。高齢の人ほど認知機能を保つのに有効なのです。
もちろん、スマホを寝る前に使うと睡眠の妨げになるので避けた方が良いですが。
若い人はfacebookをあまり使わないので、他のSNSで交流してみると良いでしょう。
若い人の本音がわかったりするので、いい刺激になります。
その他、バーチャル旅行も良いです。VRはもちろんのこと、youtubeの旅チャンネルで旅行気分を味わうだけでも脳の刺激になるようです。逆にオンライン飲み会は微妙なようです。
このように、ITの力を駆使するのも脳を若く保つのに非常に有効なのです。
若いと思いだけで脳も体も若くなる
なんと、自分が若いと思うだけで脳も体も若くなるそうです。これは驚きですね。
しかし、あまり人に言うと嫌に思われるかもしれません。心の中だけに留めておくのが無難です。
頑固な原因を取り除く
「最近の若いものは。。」と若い人を否定し始めたら注意です。バイアスがかかって老化している恐れがあります。このような状態を保守化バイアスと言います。
これを防ぐためには、新しいものに触れることが大事です。先ほど書いたSNSなどを利用して、若い人と積極的に関わることが必要です。
また年齢を重ねると、サンクコスト(埋没費用)が大きくなっていきます。
サンクコストとは本当はもうやめた方がいいのに、今まで労力をかけてきたからやめられなくなっているもののことです。企業で言えば無駄と言える設備投資をやめられないなどが挙げられます。
これを取り除くことが脳の活性化には大事なのです。
頑固さを改善するためには、硬直マインドセット(固定化された考え方)を改めることが必要です。
頑固な人「自分の能力は生まれつき決まっている」
柔軟な人「脳は使えばつかうほどよくなり、能力も上がっていく」
柔軟な人のように脳は使うと良くなっていくと考えるようにしましょう。
「つかれた、できない、難しい」というネガティブワードは脳にマイナスです。
どうしても言いたい場合は「疲れた、でも〜」とポジティブな言葉を加えると良いでしょう。
まとめ
・ご長寿の方の脳は若い!
・脳を若く保つために
・聴力低下は危険
・SNSなどネットをうまく使うことは有効
・若いと思いだけで脳も体も若くなる
・頑固な原因を取り除く
今回はこちらの本を参考にしました。
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