「何をやるか目標を決め、それに向かって逆算して行動することが重要です。」
このフレーズを聞いて「そんなこと知っているよ!」と思う人が多いのではないでしょうか。
当然私もこのフレーズは知っていました。
しかし、このフレーズの本質までは全然理解できていませんでした。
今回の記事を読むことで
- 人生を楽しく生きることに近づきます
- 勉強の必要性についてもわかります
- 節約に関しても、目標設定が深く関わっていることがわかります。
人生の目標をある程度決めないと他人に振り回されてしまう
成田修造さんが今年出した本は私に強い影響を与えました。
会社員で必死に働いても働いても生活が良くならない。。なぜそうなのかがこれを読むと腑に落ちます。
みんなと同じことをしても人生は良くならない
一般的な就職活動はコスパの悪い「椅子取りゲーム」
みんな大学に入って3年生になると就職活動をするわけです。医師も5、6年生の時に同じように病院選びをします。
しかし、これはみんな大勢で少ない椅子を目指して狙っている状態なのです。
私の病院に見学に来た医学生さんがいました。関東の倍率の高い人気病院と、滑り止めの病院を考えて就職活動していました。
余談ですが、最近は忙しすぎず、ある程度やりがいも得られるような評判の病院が人気のようです。
人気のある病院、会社は時代ともに変わるのは当然ですが、問題はそこではありません。
みんなが考えていることを狙ってしまっていることが問題なのです。
これは私も偉そうなことを言える状態でないので、反省ですが。。
就職活動が目の前に迫ったから消化してしまっている
こうなってしまっている原因は目の前にくるイベントをただ消化しているからです。
私自身もここに関してとても反省しています。これが原因で今の自分がいると言っても過言ではありません。
目の前にイベントがあるから消化する、で終わってしまう原因は、人生の目標がないからです。目標があればそれから逆算してやることを決めることができるわけです。
目標がないと、自分でやることを決めようがないのです。だから差し迫った就職活動などのイベントを自分の目標なしにとりあえず消化してしまうのです。
先ほどの人気のある病院を目指すにしても、人生の目標があり、それを達成するために必要なら問題ありません。
しかし大抵は「忙しすぎるのはいやだ」「でも暇すぎるのもいやだ」「適度にやりがいがあり、休みもあるところがいい」というのが理由になっているのが想像できます。
消極的な理由ですね。これだと周りに流されるような生き方になってしまうのです。
これは就職活動だけでなく、受験勉強、資格勉強などあらゆることで言えます。
目標を定めるには知識が必要
知識や情報が足りないと、自己理解が進まず、自分の個性を発揮できない
目標を決めるには自分自身を理解しなければなりません。自分はどんな人間か、何に興味があるのか、などです。
自分を理解するには、ベースとして知識が必須なのです。成田修造さんは兄に幅広い分野の本を紹介され、それを読んで教養を深めたようです。
この教養というのは非常に大事だと私も痛感しています。大学の教養課程の先生が出した本を今でも手に取って読んだりしているのですが、自分の考え方、ものの見方に影響を与えてくれます。
教養というのは自分の理解に必須なのです。大きな目標がないということは、自分の理解が足りない、そのベースの知識量が足りないということなのです。
日本の医学部では医学教育の量が足りないとして、教養の期間を減らして実習の量などを増やしていたりしています。アメリカの教育に合わせているようです。
しかしアメリカは他の学部を出て教養を学んだ状態で医学部に入学するので、そもそものベースが違うのです。
結果日本の医学生は自己理解、ベースの教養の知識が足りないまま就職してしまうことが多いわけです。
勉強するのにも目標が大事
目標を定めることは勉強、受験でも大事なことです。目標と言っても「東大に合格する!」というような受験を最終目標にするのではなく、人生の目標を定めた上で、大学に行くのが必要なら受験すると考えるのが大事なのです。
目標を適切に設定できないと、目の前の競争にばかり目がいってしまいます。
しかしそうすると勉強の本質を見失ってしまいます。目標の大学に行ったところで周りに流されてしまうのです。
本質を考えて勉強する方が身につきますし、結果的に成績も良くなります。結局は自分との戦いなのです。親同士のマウントなんて害悪でしかありません。
節約にも目標が重要!
節約も目標に絡めて行うことが重要です。人生の大きな目標がなくても節約はできます。しかし我慢しながらの節約は長続きしませんし、無理して続けると副作用が大きいのです。
そのため、人生の目標を設定して、そこから逆算していき、明らかに不要な物にはお金を浪費しないということが大事です。
例えば、なんとなく周りが車を持っているから買う、というのは場当たり的で良くありません。お金がないのにいい車を買う、というのも見栄なだけで不要です。
目標がきちんとあると、これは本当に必要な物なのか、何のために買うのか、と買う目的意識がはっきりするようになります。結果浪費が減り節約になるのです。
以前にも似たような記事を書きました。
まとめ
・人生の目標をある程度決めないと他人に振り回されてしまう
・目標を定めるには知識が必要
・勉強するのにも目標が大事
・節約にも目標が重要!
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