複利効果って聞きますか?2024年は新NISAで盛り上がったため、聞いたことのある方も多いでしょう。複利効果は時間とともに資産を大きく増やす力を持ってます。実はこの考え方は投資だけでなく、教育や仕事でも当てはまるのです。
なんと、子供の行動にも複利効果が存在するのです。
この記事を読むと、投資の複利効果の考え方が子供の教育にもとても重要なことがわかります。
仕事にももちろん重要なので、記事で説明していきます。
複利効果とは何か?
複利とは、元本に対する利益が再投資され、それが新たな利益を生むという仕組みです。たとえば、元本が100万円で年間5%の利回りの場合、1年後には105万円、2年後には110万2500円と、利益が雪だるま式に増えていきます。この力は長期的に見れば驚異的な成長をもたらします。
さらに不動産投資ならレバレッジを効かせてさらに複利効果を加速させることができます。まともな不動産を持つことが前提ですが。
教育における複利効果
この複利の概念は、学びのプロセスにおいても同様に機能します。
たとえば、子供が何かに熱中して取り組むと、その分野での知識やスキルを短期間で大きく伸ばすきっかけになります。
その基盤ができると、その後の学びがさらにスムーズになり、より深い知識や技術を身につけることができるのです。
具体例として、読書習慣を見てみましょう。
子供が毎日20分本を読む習慣をつけるとします。
この短い時間でも、1年後には約7300分、つまり121時間もの読書時間を確保できます。
この時間が積み重なることで、読解力や語彙力が格段に向上し、その後の学び全体に良い影響を及ぼします。
さらに、読書の内容が高度になるほど、学びの幅が広がり、さらなる成長を促します。
昔受験勉強をした時も、成績の伸びは後半にグッと伸びてくるという話を聞いていました。
これはまさしく複利効果だったのです。私は株式投資を始めたことで複利効果を知ったのですが、最近「これ同じじゃない?」と気づきました。
非常に大事なのは、子供が複利効果という成長する法則を実感し、理解することです。
何をするにしてもじっくり取り組んだり、諦めなくなったり、失敗を過度に恐れなくなったりします。
これが自主性を育む重要な要素だと思います。
教育本に「熱中することが大事」という話をよく聞きますが、その本質をしっかり説明している本は僕が見た限りでは見当たらなかったです。
これがわかると、親が過度に干渉したり、習い事や塾で時間を使いすぎることの弊害がわかります。この複利効果を子供が実感できなくなってしまうのです。
その結果モチベーションも上がらず、自主性も育たなくなってしまうのです。
複利効果っていうのは、初めは効果を実感できません。新NISAでよくあるS&P500のドルコスト平均法でも複利効果を実感するのは普通の投資額なら10年以上後です。
子供の場合そこまで時間がかからないものの方が多いです。
「見守る」ということが重要なのは「複利効果の離陸まで待て」ということなのだと思います。
仕事における複利効果
仕事においても同様に、日々の努力が積み重なることで大きな成果を生み出します。
たとえば、新しいスキルを学ぶために毎日1時間を割くとします。初めは小さな進歩に見えるかもしれませんが、1年間で365時間もの自己投資が可能になります。
この時間は、新たな資格取得やキャリアアップにつながる大きな武器となるでしょう。
また、仕事の中で得られる経験や人間関係も複利的に成長を助けます。
新しいプロジェクトに挑戦することや、同僚や上司からフィードバックを受けることは、自分のスキルセットを広げる機会になります。
一つの成功が次の成功を呼び、長期的なキャリアの安定と成長につながるのです。
子供の熱中する力を引き出す
では、子供が熱中する力を引き出すにはどうすれば良いのでしょうか?
まず、子供が興味を持つ分野を見つけることが大切です。本や映画、旅行、スポーツなど、幅広い体験を提供し、その中で「これが好き!」と感じるものを一緒に見つけてあげましょう。
さらに、熱中できる環境を整えることも重要です。
たとえば、好きな本を揃えておく、スポーツに必要な道具を用意する、自由に創作できる空間を与えるなど、子供が自分の興味に集中できる環境を作ることが大切です。
複利の力を意識した長期的な視点を
複利効果の真髄は「時間を味方につける」ことにあります。
簡単に言っていますが、ここがなかなかできないところなのです。
政治でも日々の日常でも、目先のことだけ見てしまっていることが実に多いのです。
しかしそうなってしまう人が多いからこそ、長期的な成長を見据えることが重要です。日々の小さな努力を継続することで、その成果は時間とともに大きく膨らんでいきます。
子供の教育や自身のキャリアアップを考える際には、この複利効果の視点を取り入れてみましょう。
コメント