ティシー・オルセンという「アメリカの高校生が学んでいる投資の教科書」という本の著者は、8歳で投資を始めたようです。
私は30代になってから投資を始めましたが、小さい頃から少しずつ始めてみるのが大事だと実感します。子供の時から投資を行っているのといないのとでは将来に大きな違いが生まれます。
ここではその理由を説明します。
時間を味方につけることができる
投資で再現性が高いのは長期投資であると言われています。
インデックス投資をコツコツ積み立てたり、資産が増えたらリスクを考えて債券や金、不動産にも資産を分散していくのが確率的に資産を形成できる可能性が高いです。
そして、投資できる時間が長期であればあるほど複利の効果が出ます。
例えば、月5万円をNISAで積み立て投資し、年利7%だとすると、10年経つと860万円、20年で2470万円、30年で6016万円にもなります。30年経つと複利がすごいですね。
こればつまり、若い時に投資を始めるほど複利効果が出るということです。
ティシー・オルセンのように8歳から投資を始めていれば、30代でそれなりの資産を築ける可能性があるわけですね。すごいですね。
経済の勉強になり、社会を知るきっかけになる
株式を理解するためには、ある程度の勉強が必要です。
四季報を読み込んだりすると、日本の会社の種類、業績、財務状況が詳細にわかります。すると就職活動にも役に立ちます。
よく就活で就職した会社ランキングがよく発表されています。身近にある企業が上位に上がっているのですが、実は待遇、財務状況は良くない会社も多く上位に上がっています。
これは学生がなんとなくイメージで就職先を選んでしまっているためです。
投資を若い時から経験していると、会社の詳細なデータに関してもわかるようになるので、就職先もリアルな将来性、良好な財務状況の会社に就職する可能性が高くなります。と言うことで倒産やリストラのリスクを減らすことができるわけです。
人生設計を早めに考えるようになる
投資で資産形成する際に重要なことは「資産をいくら形成するか」「どのように使っていくか」と言うことです。
ただただ資産を増やしても、全く使わないのでは意味がありません。
このためにはいつ何をするのか、そのために何にお金を使うのかという人生設計をしっかり考えることが必要になるのです。
私は人生設計に関して、全然考えてこなかったなと痛感しています。考えるきっかけになったのは間違いなく投資をするようになったからです。
勤務医の仕事は忙しいことが多いのですが、忙しいと目の前のことだけに一生懸命になってしまい、長期的な計画を考えることをしなくなってしまうのです。
周りの医師を見ても、日々生きていくので精一杯な人が多いと感じています。
ところが今後はインフレによる実質賃金低下の影響で医師の給料もどんどん下がっていくため、目の前のことをこなすだけでは対応できなくなっていく可能性が高いのです。
投資をしてきたおかげで、今後どうしていくのか、老後までも含めて考えるようになれたと思います。
ここで本題に戻りますが、子供の時から投資をしていれば、早くから人生設計を考えるようになります。これは非常に大きいと思います。自分の子供にも早めに投資をしてもらえたらと思っています。
まずは数に親しんでもらう
子供が投資に興味を持つには、基本的な数学、社会を理解することが必要です。
なるべく数に親しめるように促すことが必要であり、親も興味が出るようにサポートすることが大事です。
まとめ
時間を味方につけることができる
経済の勉強になり、社会を知るきっかけになる
人生設計を早めに考えるようになる
まずは数に親しんでもらう
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