「なんでこんなこともわからないの!」と言って子供に怒ってしまう親御さんも多いと思います。
これに対して、怒らないで、子供に寄り添って、子供が楽しく勉強できるように、なんて言われています。
でもこれは怒るよりはましですが、根本的解決にはなってないと思います。
結局親が「なんでわからないんだよー!」という気持ちを抑えつけてストレスになっているからです。
親が算数の本質を理解していない
子供に算数を教えると、なんでこんなこともわからないのか、と思うかもしれません。
これは親の理解不足に原因があると考えています。
算数に対する親の理解が足りない、あるいは理解までのプロセスを言語化できていないのです。これは親御さんにとってはショックかもしれませんね。。
私の息子を例にとってみます。
先日5歳の息子とプールに行きました。ロッカー番号176の鍵を渡されました。
せっかくなので、「ロッカー番号176番を探してみようか」と言って、探してもらうことにしました。
息子は見当違いのところを探し始め、正解の場所に全然たどり着けませんでした。
ここで親は「もうなんでわかんないんだよ」と思ってしまうかもしれません。
しかし、ロッカー番号176番にたどり着くには、ロッカーが数字の小さい順から順番に並んでいること、その上で176番に近い数字が集まっているところをまずは探すことが必要です。
そもそも、100の位の数に慣れていないとこの探し方はできません。
ここまで分析すると、5歳の子供がロッカーを見つけるのはなかなか難易度の高いことであることがわかります。
意外と親は、この分析ができていません。そもそも親も、なんとなく無意識にロッカーを探しているので、このようなプロセスを経ていることに気づいていないことが多いのです。
その他にも、「8の半分こてなんだろうね」と問いかけてみたら、そもそも半分このしっかりした意味を理解していませんでした。
このように、子供がつまづいた時、算数のどの本質がわかっていないのかをしっかり分析する必要があるのです。
本質を理解できるように親自身勉強しよう
算数、数学ができるようになるためには計算問題だけではダメで、数式などの本質を理解していないと太刀打ちできません。
というわけで、子供が算数につまづいているな、と思ったら、安易に塾に入れるのではなくて、親自身が勉強するのが良いです。親が本質を理解できていないと指摘しようがありませんですから。
親が勉強している姿を見ると、子供も自然と勉強するようになりますし、メリットが大きいと思います。
ぜひ居間で子供と勉強してみましょう。
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