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医師は平均より高収入なため、マンション投資の業者に狙われます。
区分マンションを業者の利益を大幅に乗せて買うことになるのです。
投資としては家賃収入を返済、修繕積立金、固定資産税などが上回って赤字になることがほとんど。
しかし、「節税になる」「月○万円払うだけで自分の資産になる」という業者の甘い誘惑に乗せられてしまうのです。
高収入な職種や、収入が安定した方も同様に狙われます。
私も勧誘を受けたことがあります。その時は実態を今ほど知らず、よくわからないから断っていました。
不動産の知識があればこんなのに騙されないのは当然ですが、実は医師の仕事の本質をしっかり理解できていれば不動産の知識がなくても騙されないのです。
医師の仕事は「情報収集」「分析と決断」「コミュニケーション」
医師はほぼ全員2年間初期研修を経験するため、総合病院で患者を診る流れはわかっています。
患者を診察、必要なら採血や画像検査を行い、治療方針を決定し、患者に説明して治療する。
これは病理診断科など、一部の患者と接しない科を除き、どの科でも基本的には一緒です。
さてこれは、他の分野でも通じるように抽象化することができます。
「情報収集」→「分析と決断」→「相手とコミュニケーション」
となるわけです。
ここで、情報収集の種類には一次情報、二次情報、三次情報があります。
一次情報というのは、直接見たりして得る情報。
二次情報、三次情報というのは他の誰かが得た情報を聞いたりして得ることです。
一次情報は信頼性が高くなります。
二次、三次情報は他人のバイアスがかかったり、加工されているからです。
医師で言えば、
患者を直接診察→一次情報
看護師、自分以外の電子カルテの情報→二次情報、三次情報
となります。
つまり、患者さんをしっかり診ることは、自分から一次情報を取りに行くことと同じ意味なのです。
「患者を見る」ことは大事ということはどの医師も叩きこまれているのですが、抽象化できていない医師も多いと思います。
抽象化すると他の分野にも応用できます。
不動産、株、事業、他の仕事でも当てはまることがわかります。
マンション投資も現地に行く必要がある
さて、医師は「一次情報」を得ることが患者さんを診る目的の1つとお話ししました。
そうすると、投資マンションを見に行ったり調べたりせずに勧められるがまま買うのはおかしいのです。
マンション投資をするなら、その周辺の相場、駅からの実際の距離、建物の状態、住んでいる住民の層など、一次情報で取りに行くべきことがたくさんあるのです。
仕事では一次情報を取りに行くことを教えられているはずのに、不動産投資になると全くやらなくなっているのです。
一次情報を取りに行かずに買う医師が多いのは、患者を診る行為を一般化、抽象化できておらず、不動産投資など他の分野に応用できていないからです。
医学部の勉強って特に近年医学にめちゃくちゃ偏ってきているのですか、一次情報、二次情報は公衆衛生という分野で勉強します。
結局はいかに学んだことを使うかってことなのです。
まとめ
抽象化して他の分野との共通点、違いを理解することは色々なことで役立ちます。
皆さんも普段の行動、仕事に関して少し深く考えてみてください。思わぬところで役にたつ可能性があるでしょう。
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