いいものを長く使う方が長い目で見たら得とよく言いますが、本当でしょうか?
今の世の中ではそうとは限らないと思います。
服を例に取ると、今はユニクロなど低価格である程度の品質があるものがたくさんあります。
昔はコートを買うとなると、ある程度の値段を出さないと買えませんでした。だから長い目で見たら得という考えができたのだと思います。
もちろん良いものをどうしても買いたい場合はそれでいいと思いますが、どちらが得かを考えたい場合はどうすればいいでしょうか?
これはシンプルで、1年辺りいくらかかるかで考えるといいと思います。
例えば10万円のコートと、1万円のコートどちらかを買うとします。
10万円のコートが10年、1万円のコートが2年着られる位の耐久性だとすれば、1年辺りのコストはそれぞれ1万円、5000円になります。結局、安いコートの方は年間コストも安くなります。
*耐久性を数字で表すのは難しいですが、ここでは便宜上何年着られる、としました。
もちろん、得かどうかはコストだけではありません。仕事上いいコートを着た方がいい場合もありますし、いいコートを着た方がやる気が出る人もいるでしょう。結局はその人の価値観によると思います。
しかし、良いものを長く使う方が長い目で見たら良い、というのは鵜呑みにしない方がいいのは間違いありません。自分でコストを計算して、数字で判断した方がいいです。
家族や会社でこうするべきみたいな格言がまかり通ったりしていることがあると思いますが、きちんと数字を使って計算したり、調べたりして疑うことが大事です。そうすることで、自分で考えて選択できるようになるでしょう。
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