これも数学です。日本の学校では複利を実生活に絡めて教えることがないです。しかし、子供の時から絶対知っておいた方がいいです!
なぜなら、複利効果は投資で資産を増やすのに非常に重要です。
そして、借金も複利効果で雪だるま式に増えていく。。という恐ろしい現実も理解できます。
1.投資での複利
複利の式は下の様に表せます。
FV=PV×(1+R)n
FV:n年後の資産額(将来価値)、PV:初年度の資産額(現在価値)、R:実質金利、n:投資年数
例えば、100万円を毎年7%で運用すると1年後は107万円、2年後は100万円、増えた7万円それぞれが1.07倍になるので、それぞれを足して114.5万円となります。つまりは、増えた分にも毎年どんどん金利がついて増えていくイメージです。
これを繰り返すと20年後には400万円弱にもなります。4倍ですね!1000万円ならこの10倍です。凄い金額になりますね。長期投資が強い理由がわかりますね。
7%で運用と聞くとすごい高金利と思うかもしれませんが、アメリカのS&P500という指数で株を買った場合(インデックス投資と言います)、過去の成績からすると十分達成可能な数字になります。
複利は下のサイトなどで自動で計算してくれます。
2.借金での複利
借金には住宅ローン、消費者金融、カードローンなど色々なものがあります。投資の場合と違い返済という要素があって式は少し複雑になります。ここでは住宅ローンとして例を示してみます。
住宅ローンとして、3000万円、25年払い。
金利は2%固定とします。
すると月々の返済額は約12万7000円、返済総額は約3800万円という結果でした。およそ800万円が利息払いに消えてしまうことになります。
最近は10年ものの固定金利だと3%以上のようなので、3%で計算すると利息分は1200万円にもなってしまいます。とんでもない金額ですね。
借金を引き延ばすと複利効果が働いて雪だるま式に増える、ということはリボルビング払い(=リボ払い、毎月の支払額を定額にする払い方)は複利効果をどんどん発揮させてしまう恐ろしい借金だとわかります!企業にとってはとても美味しいわけです。
ここでも例を挙げてみます。20万円の買い物をして、月5千円の返済でリボ払いするとします。
すると返済期間は3年3ヶ月、合計返済額は25万円にもなります。なんと5万円、購入金額の4分の1も金利返済に費やすことになるのです。
リボ払い、よくカード会社の広告で出てくるけど、恐ろしいんだね。。
ローンに関しても、複利と同じサイトで計算ができて便利です。
まとめ
・複利は子供の時から絶対知っておいた方がいい!
・複利を使って長期投資をすれば資産を増やすことができる
・利息の仕組みがわかり、借金の恐ろしさを実感することができる
・子供が将来生活に困るのを防ぐことができる!
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