子供にはある程度運動ができるようになってほしい、とお父さんお母さんは多いはずです。
しかし間違ったやり方や、過度な負担によって子供に害になるようなことは避けたいですよね。
この本を読むことで、以下のことがわかります。
・子供が楽しく運動できる手助けになる
・子供が間違ったやり方で怪我をしたり、障害が起きるのを防ぐことができる
・正しい筋トレやストレッチのやり方がわかる
この本の作者、中野ジェームズ修一さんはフィジカルトレーナーであり、青山学院大学の駅伝チームなどのトップアスリートをクライアントに持つトップレベルの方のようです。
子供は動作の習得が重要
特に3-8歳は神経型の成長が早いそうです。
安定した立位、基本動作、投げるとかを真似てやってみてもらうのがいいようです。
9-12歳はゴールデンエイジです。
脳神経機能が急速に発達している時期で、大人と違って理屈でなく、体で動作を習得するようです。
一つのスポーツでなく、さまざまな運動をおこない、動作習得を目指すのが大事です。
左右非対称の運動、例えば野球、テニスなどは小さい時に多くはやらない方がいいでしょう。
筋トレはよく外で遊んでいるなら不要
筋トレは高校以降まで基本的に不要です。しかし、今の子供は遊ぶ場所がなかったり、学校が終わったらすぐに塾に行ったりで運動不足に陥りやすいです。
日常生活で運動が不足しているなら、刺激という意味での筋トレは必要ということで、筋トレ、ストレッチの紹介がされています。
おすすめだけでなく、やってはいけない筋トレ、ストレッチも紹介されています。
ジャンプトレーニング、反動を使った腹筋、階段ダッシュはやってはいけないようです。ストレッチは反動をつけた開脚はダメってなっています。どれもやったことあるものばかりです。
一方、子供におすすめな筋トレ、ストレッチは見たことがないものが多いです。
それくらい子供の体はデリケートなのでしょう。
ちなみに、公園の遊具はとてもいいみたいです。公園でいっぱい遊べているのなら、筋トレは不要でしょう。
酷使しすぎに注意
オスグッドや、野球肘になるのは明らかに使いすぎのようです。高校野球でも投球数を制限するようになりましたね。
フォームがきちんとできないのも問題ですが、オーバーユースはもっと問題のようです。子供はその辺の制御が効かないので、大人がきちんと休ませるようにする必要があります。
まとめ
・子供は動作の習得が重要
・筋トレはよく外で遊んでいるなら不要
・酷使しすぎに注意
走ることの脳への重要性を以前記事にしました
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