確率を日常生活に生かす 

勉強

確率は日常の色々なところで使われています。確率を使って考えられるかどうかが人生のさまざまな場面で鍵になると言っても過言ではありません。

学校で確率について習った時から、なるべく確率を日常生活で使うようにすることが子供にとって大事です。ここでは、さまざまな確率の使い方、確率をどう意思決定などに用いるかを紹介します。

ほとんどのギャンブルは負けゲーム

パチンコ、競馬、競艇、宝くじは勝つ確率の方が低いです。胴元が利益を出すように作られているので当然といえば当然です。期待値(賭け事1回当たりに得られる金額)はどれも賭けた金額より低くなります。

特に宝くじは、期待値が非常に低いです。

期待値は何でしょうか?宝くじを例にすると、無限回宝くじを買った時に、一回当たりにならすといくらもらえるか、ということです。

還元率(胴元から購入者に払い戻される確率)はなんと50%より低いのです!100円の宝くじを無限回買っても、1回当たり50円も戻ってこないということです。他のギャンブルと違い自分で考えて予想する余地もないので、本当にやる意味がないと思います。

しかしギャンブルにハマる人は一定数います。確率を勉強したはずの医師や医学生ですら、特に地方ではパチンコをやっている人が結構いるのです。

ギャンブル依存症という病気もある位ですので、知識で確率について知っている位ではやめられないのかもしれません。後ほど説明させてもらいますが、常に確率を意識できるように意識できるようにする必要があります。

保険に加入する基準も、確率が関係する

保険に関しても確率の知識をベースにして考える必要があります。

事故にあった、病気で入院したときに、保険に入っておくと安心と考える人が多いと思います。

しかし保険の期待値は当然損する計算になります。保険会社が利益を出さなければならないので当たり前です。

ですから保険に入れば入るほど確率的には損するわけです。保険に関しては既に色々なブログやyoutubeで解説されているので詳細はそちらに譲りますが、基本的には損害が出たときに、自分の資産や収入で対処できない場合に保険に入るのが良いです。

預金だけしているのも確率的にリスクが高い

最近投資を始める人が増加傾向ですが、預金だけの人はまだまだ多いです。

「投資はリスクが高くて怖い。。」と思ってしまいますが、預金だけでもリスクがあります。物価上昇により資産が目減りしたりするリスクや銀行が破産してペイオフ分しか保護されないリスクなどです。

もし今後の物価上昇のペースが上がると、預金資産の目減りが大きくなってしまう可能性があるのです。

ですので、リスクの異なる資産を複数持つことで、資産が減ってしまう可能性を減らすのが重要というわけです。

例えば、全体の資産が100万円で、貯金に40万円、株式に30万円、債券に10万円、不動産に20万円を分散投資するとします。もし株式市場が急激に下落した場合でも、預金や債券や不動産のポートフォリオが相殺することで、全体のリスクを軽減できます。

逆に、もし株式市場や不動産が急騰した場合は、その利益を十分享受することができるのです。

分散した場合、全ての資産が同時にダメになる確率は単独の資産に比べるとかなり低くできるのです。

確率を日常生活に取り入れる

さて上記のことは知識として知っている方も多いと思います。しかしなかなか実行できない方も多いのではないでしょうか。

そこで、もっと普段から確率を意識するようにしてみましょう。

例えば、予定に確率を取り入れるのが有効です。

仕事の後に美容室に行くとします。仕事が終わらない可能性がある場合は60%の確率で美容室行ける、40%の確率で仕事終わらない、その場合はどうする、とか予め考えておくのです。

そうすると、仕事で美容室に行けなくなっても一喜一憂しなくなります。予め場合分けしておくのが大事です。

その他にも、洋服を買う時に、この服を何%の確率で着るか、とか考えて、低いのならば買わないとかですね。

このように些細なことでも確率を意識することで、頭が確率で考えるようになります。そうすると、感情で投資を避けていた場合でも、徐々に心理的な距離が近くなっていきます。

感情を理性がある程度コントロールできて、行動できる可能性が高くなるわけです。

まとめ

・ほとんどのギャンブルは負けゲーム

・保険に加入する基準も、確率が関係する

・預金だけしているのも確率的にリスクが高い

・確率を日常生活に取り入れる

確率を思考に取り入れることで、決断力なども上がります。ぜひ実践してみましょう。

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