このブログは、勉強が実際に役に立つことを自分の子供に理解してもらうことを目標にしています。
さて、全ての教科の基本になるのは国語、つまり日本語です。
英語教育に熱を上げる親御さんも多いと思いますが、日本語が全ての土台です。
英語は発音を身につける、心理的ハードルを下げる程度に学ぶのはいいと思います。しかしあまり英語にウェイトを置きすぎて、日本語がおろそかになると、基本的な読解力、論理的に考える力、思考力が育ちません。
英語を本気でやらせるのであれば、英語を母語にする位にする必要がありますが、親のどちらかがネイティブでないと厳しいです。
日本語、国語の力をつけるのに大事なのは、昔から言われていますがやはり読書のようです。
ここでは、読書の効果、子供に効果的な読書の方法を解説します。
読解力、論理力、思考力につながる
私たちは日本語で人の話を聞いたり、字を読んだり、考え、表現して行動するわけです。
ですから、そのツールである日本語に触れることがまず大事なわけです。
私はなるべく物事の理由を深く追求するように心がけていますが、そのベースはイメージ力と日本語です。日本語がないと追求することがそもそもできません。
英語を受験勉強で行うと単語を覚えたり、文法、文の構成を学んだりすると思います。これが大変なのですが、日本語もこれらを身につけないとうまく使いこなせません。
国語の勉強だけでは日本語を身につけるのは難しいので、読書で自然に学んでいく必要があるわけです。
人間、まずは色々コピーしていかないとアウトプットもできませんから、まずはインプットをたくさんする必要があるわけですね。
話は変わりますが、私は以前某大手予備校のサテライトでアルバイトをしていました。オンラインの授業を受けてもらい、確認テストをチェックする形です。
受講費用は計何十万もして高額です。
その中で、成績の悪い子はやはり成績が悪いままでした。確認テストも記述ではなく、マーク式なのでそれだけ見ても身についているかはわかりませんので、色々質問しますがほとんど言葉が出てこないのです。自分から質問することもありません。
英語に関して文法的なことを聞いてみると全然理解していなくて、困ったなあと思っていました。
一方、成績のいい子はどんどん学んだことを吸収していました。わからないことは積極的に聞いてきました。話していて圧倒的に語彙が豊富です。
その予備校のポスターでも国語が基本だと書いてありましたが、その通りだと思いました。
国語が出来ていないから英語も数学も出来ないのです。
本を読み聞かせよう
子供に絵本を読み聞かせるのが、やはり大事だと思います。
私の子供にも妻と私で毎日読み聞かせを寝る前にしています。
これは慣れないうちは根気のいる作業だと思います。子供も1-3歳頃だと聞いたことがすんなり頭に入っていない、或いは入ってはいるけどうまく表現できない状態です。
初めは子供の脳の中に言語の脳回路が全くないので、仕方ないのです。子供も興味のあることを中心に脈絡なしにインプットするしかないのだと思います。
しかしだんだん言葉を覚えてくるとパーコレーションで臨界点に達し、言葉がつながり意味を持つようになります。ですからある所からかなり意味を理解したり、自分から感想を話したりするようになります。
パーコレーションについては以前の記事でお話ししました。
幼い私の子供の話でしたが、学生、社会人でも基本的には同じだと思います。特に、自分が未知の分野は脳回路がほとんどない状態です。読書を多くすることで、パーコレーション的に繋がるきっかけになる可能性があります。
感想を話し合おう
インプットしたものがつながってくると面白くなってきます。元々自分の中にある脳回路とつながるとさらに効果的です。
私の子供もある時から積極的に質問をするようになりました。自分にはない発想を話したりするので非常に面白いです。
このようにお互いに本を読んだ感想を話し合ったりすると、アウトプットにもなって非常に効果的です。
好きなジャンルの本を読む
まずは好きなジャンルの本を読ませましょう。好きなジャンルをどんどん深く知ることで、脳回路が形成されます。そうすると、関連している事柄にも興味が出てきます。
例えば、私の子供は男の子で、鉄道や乗り物に興味があります。まずはそのジャンルの図鑑や本をどんどん読んでいけば、歴史や地理、経済など社会にも興味が出てくるようになるわけです。
大人も同じです。親も本を読まないと説得力がないので、私もなるべく興味がある本を中心に読むようにしています。
脳回路の形成の仕方は以前の記事で説明しました。
まとめ
・読解力、論理力、思考力につながる
・本を読み聞かせよう
・感想を話し合おう
・好きなジャンルの本を読む
「本を読む子」は必ず伸びると言う本を参考にしました。中古でしか売っていませんが。。
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