子供へのおもちゃ、物の与え方

医師の子育て
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子供へのおもちゃの与え方って難しいですよね。与え過ぎると、もらうのが当たり前になってしまい大人になったときに浪費家になってしまう危険があります。

かと言って、買えるものも買えないと心苦しいですよね。

この記事では子供が欲しいものに対してどう接したらいいかを説明します。

何も考えずに買ったり、買わなかったりはNG

例えば「このゲームが欲しい」て子供が言ったとき

①すぐ買ってあげる②「ダメ」と言って買わない③誕生日やクリスマスの時に買う

大体この3つが多いのではないでしょうか。まずこの3つのパターンは良いのか検証します。

①すぐ買ってあげる

これは当然良くありません。魚を与えられてばかりで釣りをしない状態になってしまいます。

「欲しいといえば買ってくれる」という短絡的な思考になってしまいます。

このまま甘やかされて育つと、浪費家の出来上がりです。

大人であっても、例えばタダでもらったものは大事にしませんよね。必死に稼いで手に入れたものほど大事にするものです。

②「ダメ」と言って買わない

これはすぐに買うよりはマシですが、適切な対応が必要です。「絶対ダメ」みたいな言い方だと、何を言ってもダメだと考え、やる気をなくしてしまいます。

必要以上に我慢する状態になってしまいますので、後で反動がきます

また、すぐ買ってあげることとも共通するのですが、「なぜ欲しいのか」と聞いたり、「なぜ今は買えないのか」理由を伝えるなど子供とのコミュニケーションが必要です。

「何か理由があるんだな」と感じるのと「全然意見を聞いてくれない」と感じるのでは大きな差があるのです。

③誕生日やクリスマスの時に買う

これはよくある言い回しだと思います。特別な時にだけ買うように制限すれば必要以上におもちゃが増えることは防げます。我が家でも「クリスマスでサンタさんに買ってもらおうね」と言ったりします。

しかし、この方法にも欠点があります。それは「何もしなくても誕生日、クリスマスにはおもちゃがもらえる」ということです。

本人が何も手に入れるために行動しなくても、ずっと待って誕生日、クリスマスが来れば手に入ってしまうのです。受け身の状態ですね。

未就学児であれば仕方がないですが、小中学と学年が上がった時にこの状態を変える必要があると思います。

そこで4番目の選択肢を考えたいです。

④手に入れるために考えたり、行動してもらう

私の中で一番良いと思っているのが④です。

「なぜ欲しいの?」と聞いて理由を聞き、その上で買えない理由を伝えます。

「値段が高いから」など思っていることをそのまま伝えていいと思います。

もし「お父さんお母さんお金持ってるじゃない」とか言ってきた時は「お金はお父さんお母さんのものであって、あなたのものではない。使う順番があり、今はおもちゃを買うのには使えない」と毅然と言っていいです(もちろん、怒ったりしないで優しくです)。

その上で、どうすれば手に入るかを考えてもらうのです。

例えば、お手伝いをして報酬をもらうでも良いですし、安く買えるようにハードオフなど中古店を回るでも良いです。

欲しいものの何が良いのかが分かれば、代わりのものを探したり、作ったりしても良いでしょう。

完全でなくても良いので、試行錯誤してもらうことが大事なのです。その際のサポートはしっかりおこないましょう。

ちなみに、子供に説明するとき、100%わかってもらわなくても構いません。

わかりやすく説明することは心がけたほうがいいですが、理解できるまで待っていたらいつ話せるかわからないのです。

そもそも、絵本だって子どもが全然理解してないのに読み聞かせしていますよね?それと同じで、何回も繰り返すことで少しずつ理解していくのです。

よく「ずっと前から欲しかったから欲しい!」

こうアピールする人がいますが、私の場合は絶対に買いません。むしろ買うハードルは上がります。

理由は簡単で、買える状態に持っていく工夫が全くないからです。

ずっと欲しかったという気持ちはモチベーションとしてはいいのですが、気持ちだけ持っていても目標には近づかないのです。

まとめ

子供が「欲しい」と言っているのはなぜかを考え、解決策をなるべく子供に考えてもらう。本当に欲しいのか。代替案はないのか。欲しいならどうすれば手に入るのか。

この経験が大人になったときに生きてくると思います。

子供の生きる力に関して以前記事を書きました。

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