子どもの教育費にはお金をかけたいと思う家庭も多いと思います。しかしお金には限りがありますしいたずらにお金をかければいいというものではありません。
結論からすると、お金をかけずに子どもを育てる方法はあります。しかし子どもによって最適な教育方法は異なるので、全員に合うわけではありません。
何が子どもにとってプラスかはわからないのです。
この記事では、
- 教育費をどこまで節約できるかがわかります
- 教育費について考えることで、必要なもの、そうでないものがわかります
これらを考えることで最低限の基準がわかるので、そこから予算に合わせて必要なものを選ぶ、ということも可能です。
1.塾、予備校
子どもの学習のためにお金をかけなければ。。という親御さんも多いと思います。医者は特にお金をかける傾向があります。大都市なら私立の学校に行くために塾にお金をかけるわけです。
さて、塾のメリット、デメリットはなんでしょう?ここを理解しておかないと、子供にはメリットがないのにいたずらに時間と費用をかけることになってしまいます。
塾、予備校のメリット
- 講師が優秀な場合、勉強の面白さを知る可能性がある。講師の考えなどを身につけられたら人生にとってもプラス
- 他の人の勉強の仕方がわかる
勉強へのモチベーションに必要なものはまず「なぜ勉強するのか?」を意識できるかということです。私は、数学や物理、化学がいろんな産業の役に立っている、というモチベーションで勉強していた記憶がありました。今は勉強する意味は違うことを考えていますが。
勉強の面白さ、勉強のやり方を知る目的なら、有名教師の授業をネットで聞くのもありです。大学の講義をネットで聞くこともできます。それで動機付け、勉強の仕方がわかれば自分で勉強することも可能だと思います。
予備校、塾のデメリット
- アウトプットは自分でしなきゃだめ。下手するとインプットだけで満足してしまう
- 教材費などのお金がかかる
- 時間を取られる。親の送迎があると親の時間も取られる
- 講師がポンコツの場合逆効果
予備校、塾に行ってもテスト勉強を勝手にしてくれるわけではありません。あくまでインプットの手段の一つであり、アウトプットは自分でしなければならないのです。ここを勘違いしている親が多いです。
また移動にも時間が取られます。その時間を勉強に使ったほうが効率良い可能性もあるのです。
講師の質がイマイチの場合、せっかく時間をかけて授業を受けても効果があまりありません。
塾のメリット、デメリット両方になること
- 模試などで順位がわかる
順位が分かれば、何をすれば良いのか、達成度合がわかるのでモチベーションになります。
しかし、あまりに小さい時から順位に晒されると他人の目を気にしすぎて勉強の本質が失われてしまいます。あまり早すぎるのは考えものです。
また、通信教育、塾に行かないで模試だけ利用するなどの手段もあります。
塾、予備校はあくまで手段です。学力を伸ばしたいとしたら何が有効かは自分+家族で考えなければならないのです。ここを理解すると、いたずらにお金を使うことを防げるでしょう。
今の世の中、様々なやり方があるのは間違いないので、お金がない場合でも工夫する余地はたくさんあります。
本、絵本
本を沢山読んだり、読み聞かせたりすることはとても重要です。しかし、新品をその都度買うとかなりの費用がかかってしまいます。
ブックオフなどの古本を買ったり、Amazonでも中古品が買えるので、有効活用できます。
図書館にはたくさんの子ども用の本があり、無料で借りられます。これを利用するのは非常に節約になります。
また本が増えていくとスペースが必要になります。kindleや楽天koboなど電子書籍を利用するのも手です。
習い事
習い事が必要かどうかは子どもがやりたいかどうか、続けたいかどうかがまず大事です。
あとは、特に小さい時は習い事をやることよりも本能的なことを鍛える方が先ではないかと考えています。自分で起きる、寝る。自分から餌や水分を取りに行く。このような生きる力を鍛えることな方が大事ではないでしょうか。
あまり習い事を詰めすぎるのも良くないと思います。節約との兼ね合いが中々難しいですが、予算をある程度決めて、その中で子供と話し合うのが良いと思います。
まとめ
子どもによって必要なものは違うので難しいですが、教育費を聖域にして惜しみなくお金を投じるのは避けたほうがよいと考えています。子どものために大金を投じたつもりが、ただ他の人の人件費に消えているだけで効果がないかもしれないのです。
また、高学歴の親は教育費をかけがちになるのですが、子どもはお金をかけてもらうのを当たり前に感じてしまい、大人になって金銭面で破綻してしまう例もあるそうです。小児科医の成田奈緒子さんがyoutubeなどで説明していました。
もちろん、食事など基本的な面はしっかりした方が良いと思います。
教育費の節約、というテーマで考えていきましたが、意外にも子どもにとっても良いのかもしれません。
何が本当に必要か本質から考えていきましょう。
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